オウンドメディア構築

オウンドメディア構築

案件概要

新規オウンドメディア 「cocogaku」 において、WordPressによるフロント実装およびテンプレート設計を担当しました。
外部制作会社様によるデザインをもとに、オウンドメディアとしての運用性・SEO・実装の現実性を考慮しながら、構造整理と実装を行っています。

デザインをそのまま再現することを目的とするのではなく、「継続的に運用されるWebサイトとして成立するか」という観点を大切にしながら進めました。

対応領域

  • WordPress構築・テーマ実装
  • トップページ/記事詳細/一覧テンプレート作成
  • Swiperを用いたヒーローカルーセル実装
  • 記事取得・表示ロジックの整理
  • デザインと実装の差異に対する技術的なフィードバック
  • 外部制作会社様の成果物に対する実装観点でのレビュー

技術スタック

  • WordPress
  • PHP
  • HTML / CSS / JavaScript
  • Swiper.js
  • Advanced Custom Fields(ACF)
  • ローカル開発環境(Docker)

工夫したポイント・対応内容

1. 運用を前提とした構造設計

納品されたデザインには、曲線テキストやSVG前提の装飾など、表現としては魅力的な要素が含まれていました。

一方で、オウンドメディアという性質上、SEOやアクセシビリティ、運用面での課題も想定されたため、「技術的には可能だが運用に不向きな表現」については、理由と代替案を整理して共有しています。

2. 表示ロジックが未定義なUI要素の整理

「人気記事」「hot word(タグ)」など、見た目は定義されているものの、表示条件や集計ロジックが未確定な要素については、

  • リリース初期の暫定対応
  • 将来的な自動更新を見据えた設計
  • プラグイン利用時の制約

を整理し、実装可能な仕様に落とし込みました。

3. 外部制作会社様との分業を前提とした対応

本案件は、

  • デザイン:外部制作会社様
  • 実装:私
  • 最終判断:クライアント様

という体制でした。

実装側ですべてを吸収するのではなく、実装が難しい理由やリスクを構造的に説明し、判断材料として共有することを意識しています。
併せて、今後の外注時にも活用できるよう、発注・納品時のチェックリスト作成など、運用面での改善提案も行いました。

4. Figma/Cursor(MCP)を活用した実装効率化

本案件では、外部制作会社様から共有された Figmaデザインを起点に、Cursor(MCP)を用いて構造理解・実装補助を行うことで、フロント実装工程の効率化を図りました。

具体的には、

  • Figma上のレイアウト構造・コンポーネント構成をもとに、HTML構造・CSS設計を事前に整理
  • Cursor(MCP)を通じて、テンプレート実装時の下書きコード生成や構造確認を行い、手作業による試行錯誤を削減
  • 実装前に「再利用できる構造」「将来的に変更が入りやすい箇所」を切り分けたうえでコーディングを進行

といった形で、設計〜実装間の認識ズレや手戻りを抑制しました。

その結果、当初想定していた実装工数 約24時間 に対し、実作業では 約13時間 での対応が可能となり、品質を担保したまま実装工程の短縮を実現しています。

Mimu Fujiwara

フリーランスのテクニカルPM/Webディレクター。 要件整理や情報設計を起点に、Web制作の設計・実装・運用を横断して支援しています。 プロジェクトの状況に応じて、企画・設計・実装のあいだに入り、「判断と整理」を担う立場で関わることが多いです。 UI設計やCMS構築、公開後の運用改善まで一貫して対応しながら、見た目を整えることよりも「なぜそうするのか」「どうすれば無理なく回るか」を重視しています。 アクセス状況や利用実態などの数字も判断材料とし、制作を“納品で終わらせない”改善パートナーとして伴走しています。