案件概要

手動管理されていたWordPress開発環境をDocker化し、git-ftpによる簡易デプロイフローを整備。
属人化を防ぎ、チームでの共同開発や環境引き継ぎを円滑にする仕組みを構築しました。

制作業務の中で「環境が整っていればもっと効率的にできるのに」という思いから、自主的に環境設計を試行しました。
まだチーム開発ではない案件でも、このような「再現性のある仕組み」を作っておくことで、将来的な規模拡大や他案件への応用が容易になると実感しています。

背景と課題

  • 開発環境が構築されておらず、STG環境で直接確認・修正を行っていた
  • 検証のたびにSTG環境に依存するため、動作確認や修正の手戻りが多発
  • ローカル環境がないことで作業効率が悪く、引き継ぎにも時間がかかっていた
  • 本番反映時は手動アップロードで、人的ミスのリスクが常にあった

取り組み内容

  • DockerでWordPressのローカル開発環境を構築
    • Nginx / PHP / MySQL コンテナの構成
    • docker-compose.ymlを用いてワンコマンドで起動
  • git-ftpを導入し、本番環境への差分デプロイを実現
    • mainブランチから差分のみをFTP反映
    • 手動アップロードの負担を軽減
  • READMEや簡易マニュアルを作成
    • 初回セットアップから運用までの手順を明文化
    • 将来的なGitHub Actions導入も視野に設計

工夫した点

  • ローカル開発環境を構築したことで、STG環境に依存せずに動作検証が可能に
    • 細かなバージョン差異こそあるものの、本番環境に近い構成により検証の信頼性を大幅に向上
  • 環境構築手順をドキュメント化することで、属人化を解消
  • 将来的な自動化へのステップとして、git-ftpの導入で運用コストを大幅に削減

使用技術・ツール

  • Docker / Docker Compose
  • WordPress / Nginx / PHP / MySQL
  • git / git-ftp
  • Cursor

Mimu Fujiwara

フリーランスのテクニカルPM/Webディレクター。 Webサイトのリニューアルや改善の相談を受ける中で、「本当に解決したいこと」と「依頼内容」が少しずれている場面によく出会います。 依頼されたものをそのまま作る前に、目的や課題、運用状況を整理し、「何を作るべきか」から一緒に考える立場で関わっています。 WordPressやHubSpotなどのCMS案件を中心に、要件整理・情報設計・技術調整・運用改善までを横断して支援。公開して終わりではなく、その後も無理なく運用・改善できる状態をつくることを大切にしています。